なんかこの本は異性との出会いは最高!みたいなことは書いてないんですが、そんな感じの記事になってしまいましたがご了承くださいw
僕は出会いを求めるためにパブリック・スタンドといういわゆる相席屋という場所にハマっていたことがあるんですが、そこで知り合った男性に出会いについて教わったことがあります。
それは、「良い異性の出会いをするためには100人の女性と出会わなければならない」というものです。
彼の経験則で言うと、女性10人いれば、いいなと思える女性が1人は見つかるだろうということ。そして、向こうも向こうで、いいなと思える男性が10人に1人は見つかるだろうと。つまり10×10で100通りのうち、1通りで相思相愛が誕生する。
僕はその時、パブリック・スタンドで知り合った女性とLINEを交換し、デートする予定だったのにドタキャンされて落ち込んでいるところでした。向こう的には僕は「なし」だったわけです。
だから彼曰く、そんなことで落ち込むなと。100人の女性と知り合えば、1人くらいは仲良くなれる女性がいるから、いちいち気にせずに突き進めと、優しいアドバイスを頂きました。
この100人と出会ったら1人はいけるという理論は暴論かもしれませんが、僕自身は、恋愛とは確率論である、といった解釈は間違っていないと思っています。
さて、この話を踏まえ、今回紹介する本は、『知らない人に出会う』という本です。
知らない人に積極的に出会うのはギャンブルだからやめとけ
僕がこの本を読んで、著者が「積極的に出会いを求めにいく」ことを推していることはわかりましたが、僕の結論としては、「積極的な出会いはギャンブルだからやめた方がい」という結論に至りました。
この結論に至るまでの過程を、この本に書いていたことと、僕自身の経験を踏まえわかりやすく説明していきたいと思います。
この本に書かれていたことで興味深かった部分
単純接触効果
単純接触効果とは、どういう人種や顔つき、服装であれ一旦その人を見てしまうと、その人に対して何とも思わなくなるどころか、好きになってしまうことすらあるという効果です。
この効果があるために、積極的な出会いをしていくと、差別意識や偏見がなくなり、人々に対して寛容になれるよ、というようなことが書かれていました。
接触仮説の却下
そして、自分とは異なるグループの人たちと個人対個人で好意的なやりとりを交わすことで偏見のある言動が減ることを接触仮説といいます。これはあくまでも仮説です。
接触仮説は実際の実験により証明できなくなりました。その実験においては、ポジティブな経験よりもネガティヴな経験をすることで、その関係性が悪化することがわかりました。
もちろん、実際の社会においてもそうですが、敵対的なやりとりよりも友好的なやりとりの方が圧倒的に多いです。しかし、少しでも敵対的なやりとり、ネガティヴな経験をしてしまうと、それが良い経験をやすやすと駆逐してしまうようです。
わかりやすく言うならば、新しい出会いを求めていったとしても、一度だけでも嫌な出会い、ネガティヴなひどい人との出会いを経験してしまうと、そのグループや個人に対して、偏見なりいいイメージが全く持てなくなるということです。
結局、積極的な出会いはギャンブル
それでもなお、積極的な出会いを推薦していた著者に対して出会い厨というイメージが拭えませんでした。
読んでいて、積極的な出会いは素晴らしいと書かれているのにも関わらず、積極的な出会いに対するリターンや良さみたいなところにいまいち共感できなかったからです。
じゃあ、出会わない方がよくない?みたいな感想になってしまいました。
この著者が外国人であるということと、出会いというのは異性間に留まらない全人的なことであることを踏まえると、この本はすんなり読めるのかもしれませんが、それでもなお、僕の経験も踏まえて考えると、積極的に出会いを求めにいくと、大抵の場合損をしてしまうし、ネガティヴなイメージの方が付き纏うリスクもあるのでおすすめしません。
しかし、出会いがもたらす効果というものは大きいのも事実です。それは特に異性との出会いです。
異性との出会いに対しても、この著書のようにやっていくと、ギャンブル性が伴うのは事実です。ギャンブル性を伴いながら、出会った女性が全然タイプじゃなかった、なんてショックを重ねると、積極的に出会うのを躊躇してしまうでしょう。
しかし、そんな人たちに対して、ギャンブルしたくないけど、異性との良い出会いを増やしたいという人にオススメがあります。
僕の推奨としては、積極的に見えて、積極的に見えない、つまり期待しない出会いをオススメしたいと思います。
期待しない異性との出会い
期待しない出会いとは、リターンを求めない出会いです。この著書は、初めから、出会いとは冒険であると書かれています。こも冒険という期待がダメなんだと思います。
僕も、新しい人との出会いに対しては、気持ちがウキウキしますが、それは初めから期待していたものではなく、出会いから生まれた産物なだけです。初めからウキウキ感を求めて動くというのは、ギャンブル感が出るから推奨できません。
つまり、「出会いは増やすけそど全く期待しない」、「期待しないけど別のベクトルで楽しみを見出す」ということが大事なのです。
期待しないけれど、出会いを増やす。そんな具体例を書いていきます。
期待しない出会い1①相席屋にコミュ力上昇目的で行く
相席屋といってもBarスタイルのパブリック・スタンドというお店をオススメします。値段もそこまで高くないです。
目的を出会いで行かないことがコツです。可愛い女性との出会いはあくまでも確率論だからです。それよりも、知らない人とうまく話せるようになるためのコミュ力上昇目的で行きましょう。
期待しない出会い②出会い系アプリに市場調査として赴く
出会い系アプリに、出会い目的ではなく市場調査として登録しましょう。もちろん、本気さは必要です。必死さはいりません。自分の外見や年収がどれくらいの市場価値があるのか、世の中にはどんな女性がアプリに登録しているのか、自分はどんな女性に好まれるのか、自分がどこまで行けるのかなど、調査できることは山ほどあります。
マッチング しないからといって、一喜一憂したりするのならばコスパはよくありません。
期待しない出会い③行きつけの喫茶店を作る
行きつけの喫茶店を作りましょう。そこに自分のタイプな女性が働いているのがベターです。その女性と出会いたい!とかそんな無駄な期待は辞めましょう。気持ちのいい喫茶店で勉強なり時間を潰せることが大事です。
その女性と自然と話せる機会が来るかも来ないかもしれませんが。そんなことはどうでもいいです。しかし、恋愛は期待しないところから生まれる、または期待しないところからの方が面白いことを自覚してください。
期待しない出会い④ジジババに挨拶
朝の散歩中でも、通っているジムでもいいです。ジジババがいるはずです。挨拶しましょう。向こうにシカトされてもいいんです。自分がやりたいからやるんです。変な期待はやめましょう。ジジババが可愛い息子娘を紹介してくれるかもしれません。
期待しない出会い⑤新しいコミュニティに突っ込んでみる
学生ならば新しいバイトをやってみたり、社会人ならば新しい趣味を作ってコミュニティに入ってみたりしましょう。もちろん、出会い目的は絶対期待してはダメです。あくまでも目的は別に作ってください。
半分ネタみたいになってしまいましたが、やってみる価値はあると思いますよ。