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野菜の魅力を知る『野菜の力 精進の時代』

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野菜の良さを上記の本で知ってから、サラダと玄米を中心とした食生活を送っています。

更なる野菜の魅力を知りたいがために、野菜を科学的な側面以外から見つめる必要があると感じました。

その時に手に取って読んだ本が『野菜の力 精進の時代』でした。

現代の生活スタイルへの警鐘

今日の現代人のライフスタイルは、忙しさに伴って日常生活をおろそかにしている傾向がありますね。

そのしわ寄せともなっているのが食生活です。忙しさに負けて、手軽に利用できるコンビニで買った食べ物で済ます。

こういう生活を習慣的に行っている人は多いのではないかと思います。

もちろん、コンビニもそういうライフスタイルに応じて、サラダなどの商品のラインナップも充実させていますし、一概にそういう生活を否定すべきものでもないと思います。

しかし著書では、日常生活こそ自分自身の生き方・哲学が反映されるということを強調しています。

細胞一つ一つをいとおしみ、手間ひまを惜しまず、細胞たちにためになることを考え、実行することが、まさに生身の時代にふさわしいライフスタイルと言える。

ここでは面白いと感じた内容を3つ紹介します。

・野菜料理は科学的説明がつかない

・野菜のことをもっと知る

・電気炊飯器がもたらす弊害

野菜料理は科学的説明がつかない

料理は、天地の創造物と人間の知恵で素材の潜在力を十二分に引き出す行為であり、野菜料理も例外ではないわけです。

野菜それおぞれに個性がありますが、単体のみの料理よりも、いくつかの野菜を組み合わせた料理が多いです。

そのため、料理とはその野菜がどういう効能があるとか、どういう科学的側面があるかといった枠組みを超えた無限の相乗効果を秘めているわけです。

野菜のことをもっと知る

現代人は野菜のことをほとんど知らず、野菜にはどれくらいのカロリーや栄養価が入っているかといった、野菜本来の個性を無視した見方をしています。

戦後、アメリカの栄養学を取り入れ、レシピ文化が定着してしまったこと、化学調味料などの人工添加物が広まってしまったために軽量や数字が必要になったという背景があるようです。

しかし、これらの行為は偉大な自然に対する侮辱であると著者は言っています。

大根の先っぽは辛くて、首が甘い。

生産する農家によって、にんじんの中身は全く異なってくる。

そういう感覚的な知識を得るということ、ーそしてレシピをきっかけとしてでも構わないが、量や成分だけではない、料理の魅力を知るために様々な組み合わせや調理を試してみて、料理の勘を培うことをオススメしています。

そのような行為によって、季節ごとの、風土ごとの旬の食材をそのままありがたく頂く謙虚な姿勢が生み出され、そしてその食生活こそがその人自身の生き方・哲学を形成していくと著者は主張していました。

電気炊飯器がもたらす弊害

電気炊飯器はダメだという意見を私は初めて聞きました。

電気炊飯器がダメな理由を以下のように説明しています。

・火の出ない環境に身を置くことは、火の怖さを知らないで過ごしてしまう。

・危険なものを排除するという温室化により、人間らしく生きることから遠ざかってしまう。

・人間らしさとはいつもリスクや危険が隣り合わせにあるということ。

・電気炊飯器より、鉄の窯で火を使ってご飯を炊くと、熱が米の中に入っていって、美味しく炊ける。

確かに、私も火でご飯を炊いた時は本当に美味しく感じたことをおぼえています。

あれは、火を使うリスクを取ったということ、手間をかけたということ、そして実際に火の方が熱を米の中まで通すことができるということが合わさって美味しく感じたにだろうと理解しました。

私が感じたこと

私は、野菜=科学的に身体にいい、という事実を知って、サラダ中心の生活に切り替えていました。

コンビニに売ってあるサラダ商品は様々な品目を混ぜた商品が多く、普通に美味しさを感じていました。

しかし、そこには、身体に優しいものを食べている自分=かっこいいという図しかなかったわけです。

私は、正直野菜のことを詳しくは知りません。得意料理は、にんじんとジャガイモを用いた肉じゃが、アボカドチキンくらいです。

著者も言っていましたが、例えばレシピをきっかけに料理のことを好きになっても構わないと言っています。しかし、レシピ通りの料理では決して美味しい料理は作れないとも言っています。

自分でこのくらいの調味料がうまい、このくらいの炒め加減がいい、素材は〇〇産のにんじんが美味しい、など、試行錯誤によって美味しさは現れるのです。

まるで人生と一緒ですね。

試行錯誤なしでは、良い人生は歩めません。ましてや毎日摂取する料理や食べ物に対して、そういう姿勢がなければ、果たして良い人生を歩めるでしょうか?

私はもっと料理のことを学び、実践する必要があるとこの本を読んで感じました。

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