投資に関しては、まだまだ自分自身のマインドも未熟で、且つ知識も伴っていないので、本を読んで学びを得ることが多い。
著者の穂高 唯希さんとの出会いはTwitterでした。
30歳でセミリタイアを実現するために、虎視眈々と準備をしている姿を拝見し、私は感動したのを覚えている。
Amazonレビューの評価が悪い
この本のAmazon レビューを見ると、批判的な記事が散見されるが、その多くは、米国高配当株の投資を著者が勧めていることに起因しているだろう。
米国高配当株勝負だと、自ずとリスクが高くなり、コロナショックにおいてもその打撃はでかかったと推測されるが、そのような含み損などの背景やリアルを隠していると読者が勘繰ってしまうために、批判的なレビューが多いのだろう。
ちなみに、私はいくら高配当株が素晴らしいと書かれていても、インデックス投資か、ETF投資しか行わないようなマインドや知識が既に備わっているが、本当に右も左もわからない人間が読むと悪影響を及ぼすような内容になっているのかもしれない。
学べることは多い
しかし私自身にとっては、非常に学びの多い本であったと感じている。
それはなぜか?著者がいかに投資に対して本気でやってきたかが伝わる内容だったからだ。
おかげで、自分の中途半端な覚悟に気づくことができた。私はまだまだ資産形成に対して本気ではない。
特に、支出の最適化(節約)を行うための15通りの方法などは、私がいかに本気になっていないかを痛感する内容であった。
著者の本気度を感じた支出の最適化の方法は、
・ペットボトルを買わず、水筒持参
・デートは公園で手作りピクニック
・株主優待の活用
・コンビニで物を買わない
である。私はこれらを実現していこうと決意した。ちなみに、著者は資産形成を決意してからというもの、ペットボトルも買ったことがないし、コンビニで物を買ったこともないらしい。私は昨日も一昨日もコンビニでジュースを買ってしまう、本気さが足りない男であることがよくわかった。
そして、私は投資で資産形成したいなと思い始めてからまだ3ヶ月程度しか経っていない初心者であるが、そんな私みたいな人間が必要としているものは、「具体的な節約方法」と、「資産形成は何のために行うのか?という明確な目的」だと思う。
本書には、節約の具体性と資産形成に対する目的への熱い思いが記されており、それら2つだけでも読むに値する内容であると私は感じた。
私にとっての資産形成とは?
著者は、資産形成は目的ではなく手段であり、資産形成を行い、経済的自由を獲得してから本当の目的達成のための活動が始まるといったようなことを説いている。
この機会に、私にとって経済的自由という手段を得てからやりたいことは何だろうと考えてみた。
・必要な人に必要な財力やサービスを提供できる力が欲しい。
・投資したいものがあったら、一括でまとめて買うことができる財力が欲しい。
この2つだった。
私が本当にかっこいいなと思う人間は、必要な時が来たらお金を出せる人間だと思っている。
私はそれを目指さなければならない。
・超お買い得物件を見つけた時にローンを組まずに一括で購入できる人間。
・友人が自分の夢のためにまとまった額が必要だと困っているときに、まとめてお金を渡せる人間。
・自分の会社を持つために、M &Aで一括で会社を購入できる人間。
もちろんお金じゃなくても構わない。
・悩みを持っている人間に対して、適切なアドバイスができる人間。
・病気を適切に治療できる医者。
・困っている友人のために損得考えずに動ける人間。
私はそういう人間に心底なりたい。
そのために資産形成という考え、準備を常に行う必要があるのは間違いないと思う。
この本は自分の人生を考えるきっかけにもなるので、是非読むのをオススメします。