マネックス口座を開設し、今は積み立てNISAの申請結果待ちのジュペキンです。
そして、投資に関係する本は3冊ほど読みました。
もう投資をやる気満々な僕ですが、まだちょっとした疑問や不安を持っています。
それは、「なぜ投資を行うのか?」を自分自身が整理できていないことです。
以前、友人に「投資をやると、将来お金持ちになれそうになったことはわかったけど、今お金が欲しい」と言われたことがあります。
僕もその考えには賛同です。手に入るのならば、今お金が欲しいです。
今お金が欲しいのが本音だが、今現在手に入ったお金を資金として投資していくことに果たして意味はあるのか?
そういう気持ちの整理を行うために、投資のファンダメンタル(基本)を培う必要性を感じました。
そして、そのファンダメンタルを培うきっかけになったのがこの本です。
この本の構成は以下の通りです。
はじめに
第1章 投資で儲けるために一番大切なこと
第2章 1ドルが60万ドルに化ける資本主義のパワー
第3章 バブルと投資の関係。儲かる仕組みがわかった
第4章 気持ちを整えるだけで投資の勝率は上がる
第5章 長期投資がもっとも優れた投資法である本当の理由
一番シンプルで一番儲かる方法を実践する(ノウハウ編)
本の紹介は以上ですが、この本を通して、
「僕がなぜ投資をしていくべきなのか」の答えが出たので、その話をしていきたいと思います。
今すぐお金が欲しい人への回答
短期的なトレードでお金が増えるわけがない
まず、今すぐお金が欲しいという気持ちが少なからず僕にもありますが、これに関しては「諦めろ」といった回答が正しいです。
いきなりお金持ちになる方法などこの世にはありません。あるにはあると思いますが、そういう道に首を突っ込んでも、勝てる見込みは少ないのでやめた方がいいです。
僕も、今すぐお金が欲しいと思っていた1人なので、バイトで貯めたお金をFXやバイナリー オプションなどに突っ込んでトレードをした経験があります。
僕の力不足と言えばそれまでですが、トータルで見れば負けています。短期的なトレードは、ゼロサムゲーム(誰かが得をして、誰かが損をする)なので、勝てる見込みが低いわけです。これはギャンブルとなんら変わりない行為です。
ギャンブルの潜む見えないリスク
僕が投機といったFXやバイナリー をやっていた時に感じた最も恐れていたリスクがあります。
それは、勝ったときは熱くなり、負けた時は死ぬほど辛くなるということです。これが短期間で起こるために、日常生活に支障が出ます。実際に、トレードで負けた日には何もやる気が起きなくなりますし、勝った場合は謎の全能感に溢れます。
これがなぜ悪いかには2つのエビデンスがあります。
・人は損失に対して利益の2.5倍の痛みを感じる。
・間欠的に、理由もなく褒美(利益)をもらうとその喜びが増幅する傾向がある。
この2つのエビデンスについてはどこかに研究結果が転がっているはずなので、興味がある人は調べてみてください。
ギャンブルや投機といったゼロサムゲームにはこのリスクがあるわけです。
このエビデンスに則って考えれば、例え勝率5割でも痛みを感じ、根拠がなく勝った場合にも喜びを感じるわけです。
これがメンタル面に対していかに悪いか。
トータル引き分けでも、全然嬉しくないわけです。
勉強していないのに東大に受かっても喜ぶわけです。
しかもそういう行為を短期間に何回も繰り返すと、頭バグります。
だから僕は投機を引退することに決めました。
長期投資の素晴らしさ
今すぐ手に入るお金が手に入らなくても人間は幸せになれます。
それは、今やっていることに意味を持たせることができればの話です。
長期投資は、その意味を作ってくれます。長期投資の素晴らしさを今から説明します。
長期ホールドは勝てるというエビデンスがある
あらかじめ伝えておく必要がありますが、ここでいう長期投資はインデックス投資を主とした投資信託のことです。長期投資は勝てるといったエビデンスがまずあります。これは20〜30年スパンで考えた結果のシミュレーションです。バブルが崩壊しようが、関係ありません。
それは、毎月同じ金額を投資すると、株価が暴落している時は安い値段で多くの数の株を買えるわけで、逆に高い時は少ない数しか買わないので、リスクバランスが整えることができるわけです。
長期投資→倹約に繋がる
また、長期投資のマインドを持つと、倹約に繋がります。例え、トータルがマイナスになったりしても(それはほとんど可能性は低いですが)、資金が飛ぶこともないですし、貯金した額が少し減っただけです。
貯金マインドすら持たなかった僕みたいな人間にとっては、毎月投資したら必ず勝てる→倹約→無駄な出費が抑えられる→自信に繋がるといった良い流れができるわけです。
経済を応援するwin-winな関係
そして、投資はつまり、世の株式会社、そして国の施策に対する支援にも間接的に繋がるわけです。ここも投機とは異なるポイントです。
自分が投資したお金によって助かっている人がいるという感覚こそが、投資マインドの良い点だと思います。
以上、長期投資すべき理由を述べてみました。
僕自身は僕の次世代がお金持ちになればいいんじゃないかといった考えになってきています。まるで芸術家のような気分です(芸術家は死んでから名前が売れればいいと思っている)。
総じて、長期投資は自分の心のあり方、幸せのあり方に密接に繋がっているものなので、興味がある人は是非検討してもらいたいと思います。